京都 #29: 南禅寺 ~絶景かな、絶景かな~

絶景かな!ここぞ京都の観光名所
南禅寺

南禅寺の境内は一面が樹木に覆われていて、一年季節問わずに観光客が押し寄せる観光名所として有名です。特に、初夏の木々の葉や青もみじやが創り出す新緑の風景は、歴史ある建物や美しい庭園と見事な色彩を創り出しています。また、境内を流れる琵琶湖疏水の水音も爽やかで、夏の“涼スポット”としても人気があります。

 

南禅寺

京都・南禅寺は開創から700年以上の歴史を持っており、その広大な境内の中には、石川五右衛門が愛でた「三門」や荘厳な雰囲気で包まれている「水路閣」、美しい障壁画や庭園を見学できる「方丈」など見所がたくさんある寺院として人気を博しています。名庭・文化財など見どころが豊富にあり、さまざまなテーマで境内を楽しめるので時間はたっぷり用意しておいた方がいいと思います!

「絶景かな、絶景かな」
この 「絶景かな、絶景かな」とは、歌舞伎演目のひとつである「楼門五三桐」で石川五右衛門が発する名台詞です。かつて、石川五右衛門が愛でた門と言われており、別名「天下竜門」と呼ばれ、日本三大門の1つであるこの門は国指定重要文化財に指定されています。

三門

 

三門は真下から見ると迫力があり、その大きさと洗練された建築技法に圧倒されます。この三門の見所といえば、上層の楼「五鳳楼」!!拝観料(一般:500円、高校生:400円、小・中学生:300円)を払って楼上にあがると、京都市街や周りの塔頭を望む絶景が広がります!

山門の中の階段

 

見事な雲龍図!
南禅寺の法堂も、三門同様に非常に大きな佇まいであり、その内部の天井にある「雲龍図」は明治から大正にかけて活躍した京都画壇四条派の日本画家・今尾景年の筆による大作として有名です。普段、一般開放されていないので、覗くことでしか見ることができない雲龍図は見逃しがちですが、圧倒されるくらい迫力があるのでお見逃しなく!!

法堂

雲龍図

 

見所の宝庫「南禅寺 方丈」
国宝の南禅寺方丈は、大方丈と小方丈の2つがつながって成り立っています。数ある見所の中でも、必見なのは方丈前にある枯山水庭園。この庭園は「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、名勝に指定されており、晴れた日には、庭園の枯山水の白砂の色と木々の緑色が、鮮やかな組み合わせを見せてくれます。

庫裏

滝ノ間

方丈庭園

 

雰囲気抜群!南禅寺の水楼閣!
法堂から南に境内を進むと、目の前に琵琶湖疎水の赤レンガ造の巨大なアーチ橋「水路閣」が見えます。全長93.2メートル、幅4メートル、高さは9メートルにもなるそう。歴史ある南禅寺の境内の中に水楼閣があるのも不思議ですが、その荘厳な姿や雰囲気は禅寺の侘びた趣にふさわしい、格好のフォトスポットとなっています。

水楼閣

 

隠れた見所「天授庵」
南禅寺には「方丈庭園」「小方丈庭園」「六道庭」といった庭園があるのですが、一番のおすすめは、南禅寺天授庵の庭園。天授庵の東庭は、白石が敷き詰められた枯山水庭園です。境内の南庭は、池泉回遊式庭園になっていて、自由に歩きながら京都らしい雰囲気に浸ることができます。この天授庵は南禅寺の方丈に比べて、あんまり混んでないのでオススメの観光スポットです!!

天授庵の地図

Tenju-an
枯山水庭園
池泉回遊式庭園

 

最後に
圧倒される建築物と美しい庭園を兼ね備える「南禅寺」はいかがでしたでしょうか?? その荘厳な空間・雰囲気はもちろんのこと、三門の上の景色や豊かな自然もありますので見逃すことなく楽しんでみてください。

このブログが京都旅行へのきっかけになればすごく嬉しいです。魅力的な場所が沢山あるので、是非他の記事もご覧ください!では、いつか京都で会いましょう!

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・ Open: 8:40-17:00

・Admission Fee:
1. 三門【San-Mon】:500yen(Adult)
2. 南禅寺【Nanzen-Ji】:300yen(Adult)
3. 方丈庭園【HoJo-Garden】:500yen(Adult)

・HP URL(English): http://www.nanzen.net/english/

・Map: