京都 #20: 建仁寺 ~世界最古の禅寺~

世界最古の禅寺
建仁寺

目次

建仁寺は京都で一番古い禅寺であり、日本で禅の教えが発展する基礎を作った寺院です。京都五山の第三位に列している建仁寺は「双龍図」「雲龍図」などの多くの文化財を保有し、「風神雷神図」は誰もが一度は学校の教科書やテレビで観たことがあると思います。メインストリートである祇園通りから歩けることからアクセスがとても良く、バスでも電車でも行きやすい立地なので、是非立ち寄ってみてください。

 

建仁寺

建仁寺は大きく迫力満点の建築物と、たくさんある美しい庭園が魅力的な観光スポットです。京都最古の禅寺らしいシンプルで洗練された境内を巡ると、気持ちが落ち着き、心が浄化されるような感覚にすらなります。 また、他の寺院とは異なり、絵画や庭園など境内撮影可能なスポットも豊富で、自然の美しさやたくさんの思い出を残すこともできます。

まずは建仁寺をお散歩!
建仁寺を訪れた際には、まず迫力がありつつも荘厳な建物や境内の雰囲気を全身で感じてみてください。境内に入るだけだと拝観料等は必要なく、自由に出入りできるのもありがたいですね。見ていただいたら分かりますが、建仁寺の建物には派手さや余計な飾りはなく、極めてシンプルで清々しい印象を持つと思います。この禅寺らしい雰囲気を味わうだけでも十分楽しめると思います。

建仁寺の境内

 

素晴らしい世界感!
方丈には本尊の十一面観音、黄金に輝く風神雷神図屏風や雲龍図襖絵など豪華な展示品が目を引きます。これらと同等以上に人々を惹きつけるのが美しい庭園です。建仁寺には様々な種類の庭園があり、ここ建仁寺だけで庭園美を満喫できます。

①これぞ枯山水庭園!「大雄苑」
重要文化財も選ばれている方丈、その前庭にあたるのが枯山水庭園「大雄苑」です。大きな石や白い砂、水を使って作られる枯山水は、シンプルさの中に洗練された美しさを感じられます。方丈の縁側に座って、魅了的な日本庭園を眺めるのも一つの楽しみ方であり、足を運んで見るにふさわしい最高な時間となると思います。

大雄苑

 

また、隠れ必見スポットと言えるのが「〇△ロ乃庭」です。これは名前の通り、〇・△・ロの記号を組み合わせて庭が作られています。禅の四大思想(地・水・火・風)の地・火・水を表しているという庭は、現代アートのような斬新さすら感じさせます。是非、実際に足を運んで、〇・△・ロを見つけてみてください。

◯△□庭園

 

②圧倒的緑の美「潮音庭」
この庭園の四方を取り囲むように渡り廊下があり、庭園をさまざまな角度から楽しむことができます。天気が良ければ、空から日光が差し込み、なんとも幻想的な景色を廊下に座りながら観ることができます。着物を着て座るだけに最高の絵になるような場所なので、チャンスがあれば是非!!

潮音庭

 

古き良き伝統の美
建仁寺には数多くの水墨画があり、その伝統的な魅力で多くの人を虜にしています。水墨画は紙と墨だけで描く絵画のことであり、禅宗とともに中国から伝わったのち日本で独自の発展を遂げました。墨だけとは思えない豊かな表現力で人や動物、自然を描いているので、どの絵を見ても迫力満点で圧倒されます。

建仁寺の水墨画

 

最後に
祗園の近くにあり魅力的な禅寺「建仁寺」はいかがでしたでしょうか?? その圧倒される大きさの建築物や美しい庭園など必見ポイントがたくさんあるので是非直接足を運んで日本の伝統を体感して見てください。

このブログが京都旅行へのきっかけになればすごく嬉しいです。魅力的な場所が沢山あるので、是非他の記事もご覧ください!では、いつか京都で会いましょう!

To-Be-Continued

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