侘び寂びの世界
銀閣寺
古都京都の文化財として世界遺産にも登録されている銀閣寺。金閣寺、西本願寺内の飛雲閣と並んで京都の三閣と言われており、数多くの観光客を魅了しています。銀閣寺は金閣寺よりも地味なイメージを持つ人も多いですが、わび・寂びを感じられる京都を代表する観光スポットです。その広大な境内にはにここでしか見ることができない庭園や展望所など見どころも多く、1年を通じて楽しめます。
銀閣寺
銀閣寺は、金閣寺と同様にユネスコの世界遺産に登録されており、修学旅行や京都の観光ツアーでは必ずと言っていいいほど訪れる定番の観光スポットです。銀閣寺は室町時代に作られた寺院で、侘び寂びをベースにする東山文化の中心地となり、その見た目からもわかるように簡素な美しさを追求した究極の寺院です。
地図
小さくも立派な門
観光名所である銀閣寺への入り口となる門は大きいと思いきや意外と小さいと感じるかもしれませんが、その佇まいからも古き良き雰囲気を感じることができると思います。この総門をくぐって道なりに右に進むときれいに割竹を縦に切りそろえられた銀閣寺垣を見ることができるので、門をくぐった瞬間から楽しんでください。
参道と総門
総門
これぞ日本の侘び寂び文化！
銀閣寺を初めてみた方は想像してた姿よりもはるかに地味に感じるかもしれません。確かに、金で彩られ煌びやかな金閣寺のような迫力はありませんが、京都の侘び・寂びを象徴する建築や、色彩を抑えた境内が静かな気品を感じさせます。特に雪化粧の銀閣寺の美しさは、一度は見てみたい絶景ですし、夏の新緑の時期も綺麗な景色を見せてくれます。
観音殿
観音殿のこけら葺きの屋根のてっぺんには、「金色に輝く鳥」が2本の足で立っています。この鳥は「鳳凰」と呼ばれる想像上の生き物で、金色の台座の上で、鏡湖池を見渡しています。中国では良いことが起こる兆しの鳥として吉鳥として崇められいます。
ここでしか見ることができない庭園！！
銀閣寺の大きな見どころの一つが、観音堂目の前にある錦鏡池を中心とした庭園です。特徴的なものとして、砂をきれいに円錐形に積み上げた向月台、向月台の周囲に広がる砂で作られた波を表す模様の銀紗灘があります。これらは、月の光を反射させるように計算された美しい砂の庭であり、夜に見る姿が最も美しいと言われています。
向月台
銀紗灘
日本の伝統的な美しさ
観音殿の目の前にある錦鏡池という池は池泉回遊式庭園になっており、苔寺の庭園を模したといわれるこの美しい庭園は特別史跡に指定されています。観音殿を見終わった後は、錦鏡池の周囲をぐるっと回るようにして歩いて、その美しさに浸ってください。
錦鏡池を中心とした庭園
次は上から見る銀閣寺！
境内の東側の高台には、銀閣寺の全体を見られる展望所があります。銀閣寺の奥には高台にある展望台まで上がれる階段があり、そこを登ると銀閣寺だけでなく京都市街まで見渡すことができます。展望台までの緑に囲まれた散策路を歩くのもおすすめです。
展望台までの階段
Views from the obvervatory
最後に
侘び寂びを体現したかのような美しい「銀閣寺」はいかがでしたでしょうか？？ その荘厳な空間・雰囲気はもちろんのこと、展望台や豊かな自然もありますので見逃すことなく楽しんでみてください。
このブログが京都旅行へのきっかけになればすごく嬉しいです。魅力的な場所が沢山あるので、是非他の記事もご覧ください！では、いつか京都で会いましょう！
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