異国情緒溢れるお寺
萬福寺
萬福寺は日本三禅宗の一つであり、お茶で有名な京都宇治市にあります。この萬福寺は建物から儀式や作法まで中国風の様式が色濃く残っており、異国情緒あふれるお寺として有名です。このような中国の特色の残る禅寺は、京都でも珍しく、なかなかお目にかかれることもないので、是非足を運んで楽しんでみてください。
萬福寺
萬福寺の境内の建物はすべて中国風に造られており、他の寺社・仏閣とは一味違った雰囲気を味わうことができます。大きく、迫力満点の建造物たちはもちろんのこと、精進料理の一種である普茶料理を食べることができる寺院としても知られています。なかなか感じることのできない雰囲気、精進料理にトライしてみてください!
左右対象にならぶ建築物
萬福寺は、その建造物の並びに特徴があり、それぞれの建物は左右対称に配置されています。その境内も想像以上に広く、一つ一つをじっくり見て楽しむには1時間では足りないくらいです。また、一番目の門「総門」、二番目の門「三門」からも分かるように、京都で観ることができる建築風情とは大きく異なっており、その佇まいはすごく新鮮です。
地図
総門
三門
三門を通過し、まっすぐ進むと「天王殿」があります。天王殿は中国寺院独特の建築物で、寺院の玄関のような役割を担っています。三門から本堂にかけて一連に並んで建っており、中に祀られているのは布袋像と韋駄天像、四天王像です。全ての像はいずれも中国風の様式で作られいるので、いつも見る像と比較してみてください。
天王殿
素晴らしき七福神「布袋尊」
天王殿には七福神で有名な「布袋尊」や足が速い人の比喩で使われる「韋駄天」などがの様々な神様を祀っているお堂になっており、その様子はすごく可愛らしくも迫力があります。皆さんにとっても身近な七福神ですので、是非お参りしてみてください!
布袋尊
韋駄天
必見!伽藍・萬福寺!
萬福寺の建築はアーチ形の天井、円形の窓など昔の中国文化・様式の影響を色濃く残しているのが特徴で、特に、紅葉の季節の眺めは圧巻です!この伽藍は一見すると二階建てに見えますが、実は平屋であり、二階に見える部分は裳階という飾りなんだそうです。その内部には、迫力満点の本尊の釈迦如来座像と十八羅漢像が安置されています。
まだまだある見どころ!!
①木魚の原型!魚梆!
斎堂前にある魚板が「魚梆(かいぱん)」であり、これが木魚の原型となったものだそうです。実は、この魚梆の小さいレプリカが三門入ってすぐのところにあり、実際にたたくことができるので、帰り際にでも叩いてみてください。木の乾いた綺麗な音を聞くことができます。
魚梆
②自然との調和
萬福寺はしないから少し離れた場所にあることもあり、その異国風情あふれる建築物と自然との調和や、独特な雰囲気を楽しむことができます。大きな建築物だけでなく、こういった些細な見どころも楽しんでみてください。
蓮の花
廊下と新緑の景色
最後に
異国風情あふれる「萬福寺」はいかがでしたでしょうか?? そのミステリアスな空間・雰囲気はもちろんのこと、自然との調和も併せて楽しんで見てください。
このブログが京都旅行へのきっかけになればすごく嬉しいです。魅力的な場所が沢山あるので、是非他の記事もご覧ください!では、いつか京都で会いましょう!
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1) Citation reference
萬福寺HP(English)
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