日本刀で人気を博す神社
粟田神社
粟田神社は、京都東山区の高台に鎮座するこぢんまりとした神社です。昔この地には粟田口派と呼ばれた刀鍛冶の一派が暮らしていたということもあり、実在した刀工や鍛冶の神様が祀られている鍛冶神社が末社として境内に鎮座していることでも有名です。刀匠三条宗近作の三日月宗近や、粟田口吉光作の一期一振などが有名です。
大人気ブラウザゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に「三日月宗近」「一期一振」が登場してから、若い女性の参拝が急増しているということでも有名ですね。
粟田神社
その昔、この辺りは粟田口と呼ばれる京都の出入り口で、多くの旅人が行き来していました。粟田神社はその粟田口に鎮座することから古来東山道・東海道を行き来する人々は安全祈願を願ったそうです。また、道中の無事を感謝してこちらの神社にお参りされて居たことから、。旅立ち守護・旅行安全の神として知られるようになったと言います。つまり、刀鍛冶だけでなく、旅行や旅立ちのご利益がある神社として有名です。
八坂神社との関わりも?
粟田神社は八坂神社との繋がりが深い神社と言われています。その由来となったのが、八坂神社を中心として開催される京都の一大祭りである「祗園祭」で使用される剣鉾です。そのずっと前から粟田神社の例大祭では剣を模した長い棒の先に様々な飾りをつけた神具、剣鉾がおみこしと一緒に使用されてきました。この剣鉾が、祇園祭で使われる山鉾の原型だといわれています。この粟田神社での例大祭は現在でも毎年10月に実施されており、剣鉾巡行などの行事にはたくさんの観光客が見物に訪れます。
祗園祭で使用される剣鉾
昔ながらの伝統の雰囲気を醸し出す神社
粟田神社の境内は広いわけではありませんが、それを補うには十分なほど魅力的なものがたくさんあります。まず、参道では両脇に木々が並ぶ中美しい雰囲気を味わいながら高台まで登ることができます。また、舞殿や本殿も歴史の風格を感じさせるどっしりとした造りになっており、夏は木陰が涼しく、長い階段の参道を上ってきた参拝者がゆっくりリラックスできる場所になってます。
神様がお乗りになる馬として、古から神社は馬を飼ってたということから多くの神社でも神馬像を見ることができると思います。さらに、ここ粟田神社では旅人を見守る神様・神馬として知られるようになり、いつしか入学、卒業、就職、結婚といった人生の門出をむかえてた「人生の旅立ち」を守護するという信仰が広まったと言われています。本殿だけでなく、この神馬像もお忘れなく!
最後に
京都にある東にあるこじんまりした「粟田神社」はいかがでしたでしょうか?? 小さいながらも長い歴史と必見ポイントがたくさんあるので是非直接足を運んで日本の伝統を体感して見てください。
このブログが京都旅行へのきっかけになればすごく嬉しいです。魅力的な場所が沢山あるので、是非他の記事もご覧ください!では、いつか京都で会いましょう!
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